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2003年10月の記事は以下のとおりです。

犬嫌いの犬

  • 2003/10/24 01:57

今日ドッグランで犬も人もダメなわんちゃんに会いました。
ミニチュアダックスの2才の女の子。
お母さんはずっと抱っこしています。
お話を伺うと、5ヵ月まで外に出なかったそうです。子犬の社会化期の大切さを改めて感じさせられます。

どこでも、誰でも吠えてしまう子に「これではいけない!」と出張訓練を一回お願いし、リードの引き方を教わったそうです。しかし改善されない。(1回だけのレッスンではなかなか難しいでしょう)

訓練士さんは、「犬友だちを作って慣れさせてください」とおしゃったので、無人のドッグランに行きました。ですが、大きい子に囲まれて、逆効果だった様。(犬の中に放り込めばいいってもいんじゃありません)

今度は、有名訓練所に3ケ月預ける事に。犬のいる所で暮らせば、慣れるのでは?と期待。そして我が家に帰ってきたが・・・二時間後に散歩にいったら、元に戻っていたそうです。

さあ、何が問題なのでしょう?
それは、飼い主さんがきちんとリーダーになれていない事です。
いくらわんちゃんが学んでも、飼い主さんがきちんと対応出来なければ意味が無い!
犬は人を見ます。犬に認められるリーダーにならないと、しつけはうまくいかないのです。
今度は飼い主さんが勉強する番ですね。

獣医さん

  • 2003/10/14 01:57

今日レッスンに行ったお宅は獣医さんの言葉に悩んでいらっしゃいます。
今の獣医さんはアバウトで・・・という印象のお話だったのでよく聞いてみました。

ビーグルの女の子がいるのですが、評判がよくて通っていた病院がありました。
フケの様な物が出た時「皮膚病だから、薬と処方食で治療しましょう」と言われたそうです。その病院で配合しているシャンプー(???)も進められていたとか・・・。
病院の機械で血液検査をしたら「肝臓病だから」とやはり薬と処方食を出されたそうです。しかも一生処方食を食べ続けなさいと。
他のビーグルの飼い主さんも皮膚病と言われたり、良くない評判も聞くようになったそうです。
処方食も高く、疑問に思った飼い主さんは、別の病院にいきました。

すると次の獣医さんは「これくらいは皮膚病とは言わないよ、人間ににきびが出来る様に、犬も出来るから化膿してないなら大丈夫」「血液検査は古い機械を使っている様ですね。(そこでは大きな病院に検査に出しているので最新式)これぐらいの数値なら肝臓病とは言わないよ」と言われたそうです。あまり神経質になってはいけないとおっしゃったそう。
さあ、飼い主さんは迷いました。いったいどっちが正しいの?

ここで飼い主さんがしなければいけない事は、まずしっかり獣医さんに説明を求める事です。
例えば、血液検査の数値はどこまでが正常値で、どこからが異常値なのか?
異常がある場合、何が原因で、直る病気なのか?一生付き合って行かなければならないのか?
ひどくなった場合、他の症状が出てくるのか?
正常値内だとしても、食生活で気をつける事はあるのか?
薬の作用などについても理解しておかなければならないし、定期的な検診も必要でしょう。
また、大きな病院で専門の先生に見てもらう必要もあるかもしれません。
そういった悩みや疑問をしっかり獣医さんとお話することです。
そして、獣医さんのお話を、理解する努力をしましょう。分からない用語はメモを取る等して、詳しく聞き直すとか、後で調べる事も必要でしょう。

○説明を受け納得したうえで治療を受ける『インフォ−ムドコンセント』
○診断に疑問を感じたなら複数の医者の意見を聞き総合的に判断する『セカンドオピニオン』
○飼い主が理解する努力をする
この3点はとても大切です。
その上で信頼できる獣医さんにお願いし、納得した治療を受ける、そこでやっと治療に専念できる様になるのだと思います。

獣医さんにまかせっきりにせず、どうぞ飼い主さんも勉強してみてください。
今は、本やネットで色んな情報が手に入ります。
あなたの愛犬を守り、最終的な判断をするのは、飼い主さんなのですから。

先生は怒る?

  • 2003/10/12 01:56

パピーパーティーの後、遊びに来ていたあるわんちゃんに御挨拶しました。そしたら飼い主さん
「先生だよ、怒られるよ」って・・・
「怒らないよ−」とにっこり言ったものの心の中は『なんでじゃ〜〜〜(ーー;』となっておりました。
なんで何にもしてない子に怒らにゃならんのだ???
目の前で、他のわんちゃん触ってるの見てたでしょ−?1度も怒ってないのに・・・。
何だかなー。。。
私達トレーナーってそうゆうイメージなんですね。(T T)

どんなに悪い子でも、出来たら叱りたくないんです。本当に叱られるべきなのは、そうしてしまった飼い主なんです。犬はほめて育てるものなのよーーーー!!!!

パピーパーティー

  • 2003/10/12 01:55

はじめてのパピーパーティー。前にやった講習とは違い、社会勉強オンリ−です。
今日集まったのは、臆病なA・コッカーのサンチェ君、ハイパー娘ラブのアンナちゃん、前に相談を受けたボーダーのケリ−君、今回はじめてお会いする柴犬の小夏ちゃん。3〜5ヵ月の子が集まりました。

この時期に大切なのは、人や犬に慣れる事。日本ではそういう機会が少なく、そのまま大きくなると知らない人や犬に『吠える、唸る、震える、遊べない』という子になってしまいます。かといって、ただ犬に会わせればいいかというと、社会性のない犬に会わせてしまうと、吠えられたり、咬まれたりする事で子犬の心に傷をつけてしまい『トラウマ』となってしまいます。遊ばせるのもなかなか難しいのです。6ヵ月まではくれぐれも『トラウマ』を作らない様、特に注意してください。

さて、パピーパーティーではそれぞれの性格が出ていました。柴の小夏ちゃんは家ではいきがっている様ですが、みんなの前では、上手にカーミングシグナルを出して、クールに対応していました。「私は争う気はありませーん」「まあまあ落ち着いて」と強気な様子は見られません。偉ぶってる子にはとても良い経験になったでしょう。

ラブのアンナちゃんは人も犬も大好きです。でも体が大きくパイパーなのでこれをどう制御していくかがこれからの課題でしょう。突進しないで遊べると小型犬にも嫌われません。

ボーダーのケリ−君は5ヵ月ですが、男になりつつあります。マウンティング行動が…^^;
力比べがしたい頃。手術も考えているようなので、早い方がいいですよとお伝えしました。しつけもがんばってらっしゃいました。(心配してたのよ)課題は呼び戻し、呼んでも犬に夢中で最後まで来なかった。お母さんが他の子を触ると、焼きもちを焼くかわいい面も・・・。

A.コッカーのサンチェ君は、最初から震えてお母さんの後ろに隠れていました。最後には一定の距離を保てば、おとなしく座っていられる様になりました。今回はっきりしたのが、サンチェ君は犬の付き合い方を知らない・・・。カーミングシグナルが出せていませんでした。お母さんも大型犬を触り、遊んでいるのを見て圧倒されていた様ですが、良い経験になったのではないでしょうか?本来の犬の姿を見ていただけたと思います。少し刺激が大きかったかな?とも思いましたが、どこかで飛び込んでみないとね。

それぞれ家とは違う姿が見れ、これからの課題が見つけられたのではないでしょうか?
皆さんこうゆう場を求めていらっしゃる様で、また開催する事になりました。
今度は、どの程度まで見守ったらいいか飼い主さんにお教えしていかなければならないですね。
度が過ぎてはいけないし、囲い過ぎてもいけない、難しいですね。

サンチェ

  • 2003/10/03 01:55

A・コッカーの4ヵ月の男の子サンチェ。この子はちょっと訳ありで、犬を飼うなんて思ってもみなかった今のお宅にやってきました。お父さんもお母さんも犬の事がわからない・・・という事でパピーコースからレッスンです。
「犬を家の中で飼うのはなー…」なんておっしゃってたお父さんも今では『可愛くて可愛くて』と表情に出ています。
この御夫婦とってもとっても優しくて、穏やかなんです。「初めての方にA・コッカーはどうかな?」と思っていたのですが優しい御夫婦の元すくすくと良い子に育っています。

ただ1つ問題が・・・サンチェは箱入り息子なんです。もしかしたら自分を犬だと認識していない恐れも。
ちょうどパピーコースの生徒さんがいらっしゃるので、パピーパーティーにお誘いしました。
さて、ビビリのサンチェに、大きい犬がおっかないお母さん、どうなるかな?

叩く

  • 2003/10/03 01:53

レッスン中のラブラドール・レトリバーのジュリちゃんのお宅にははM・ダックスのマイケル君(8才)という先住犬がいます。、同居しているお母さまの子で、とにかくよく吠えます。警戒吠えに容求吠え、初めて伺った時は帰るまで吠えてました。
ジュリちゃんが来るまでは、奥様に噛み付いていたそうです。わがままに育ててしまったのかしら?と思っていたのですが、実はこの子は5才の時に引き取った里子でした。前の飼い主さんが転勤になり、獣医さんから「この子の性格を考えると飛行機での移動は無理でしょう」といわれたそうです。知らない人に吠える子は大抵臆病なのですが、そのせいでしょうか?とにかく前の家庭でしつけをされていなかったのは明らかです。

奥様は触れないという事なので、試しに首輪を持ってみました。すると「ギャンギャンギャンギャンギャン」と噛み付かんばかりに鳴いた後、目をつぶって頭を下げるのです。
かわいそうに・・・。
「この子きっと叩かれて育ちましたね」と伝えました。抱き上げようと、そっと手を出すと「ギャンギャン」と始まります。「大丈夫だよ」と声をかけ抱っこしながら、そっとなぜました。私が動くたびに「ギャンギャン」と鳴いてしまいますが、優しく接していれば咬む事はありません。いままで恐くて咬んでいたのでしょう。奥様は叩いた事はないそうです。前の方がどう育てていたかは分かりません。
「この子は厳しくしちゃダメですよ。人間は恐くないと教えてあげないと・・・」
「新聞を丸めて床を叩くのもだめですか?」とおっしゃるので
「ダメです!やりました?」
「はい・・・」
奥様を咬むのはそれが原因だったかもしれません。たった1回でもマイケルにとってはとても恐ろしかったのでしょう。奥様に悪気はありません。きっとしつけの本を読んだか、人から聞いたのだと思います。それが間違いだとは知らずに・・・。しかもマイケル自身を叩いた訳でもないのに・・・。(マイケルに社会性が備わっていなかった事も問題です)
『犬は力でねじふせろ』は昔の方法です。でも今だに使われています。そしてマイケルの様な子が出てきてしまうのです。

犬は力だけでは押さえられません。(体罰の使い方はとても難しい)犬に尊敬され、信頼される努力をしなければ、犬は振り向いてくれないのです。リーダーと認めるのは、人間ではなく犬です。
支配性の強い子であれば、力も有効ですが(もちろんそれだけではダメ)臆病な子には百害あって一利無しです。性格にあったしつけがとても大切です。

8才のマイケルですが、きちんと接すれば、咬まないし、吠えなくなります。
8才でも大丈夫と思うか、もう8才だから・・・と思うか、あとは飼い主さん次第です。

誤飲

  • 2003/10/03 01:53

今日ドッグランで、あるわんちゃんに会いました。
ワイヤー・フォックス・テリアの女の子(9ヵ月のよい子です)。
お話をしていると、なんとこの子、口紅のキャップを飲み込んで手術したばかりだそうで首に痛々しい後が・・・。「いた〜〜〜い!」思わず、私が言ってしまいました。

飼い主さんもまさかそんなもの飲み込むなんて思ってもいなかったでしょう。飲み込んだ後吐かせる努力をしたそうですが、何をやってもダメ、喉につっかえたままだったので手術になってしまったそうです。
9ヵ月もまだまだ油断なら無いな!と改めて思いました。

犬は人間の3〜5才程度の知能と言われています。いつまで経っても子供のままです。
大事なお子ちゃま達は、何をしでかすかわかりません。時に「それは無理でしょ」と言う事をしでかしてくれます。皆さん十分注意してくださいね。

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