子犬の疾患
- 2004/07/27 02:24
今日はカウンセリングに行きました。
その子はショップから買ったのですが、すぐに心臓に疾患が見つかり耳や目等色々と問題があったそうです。
お話を伺うと、買った時とても小さかった、とてもおとなしかったとお聞きしました。
心臓疾患が見つかってから、ショップや獣医さんとの間で「返すか飼い続けるか?」と話し合いがもたれたようです。
この子についての問題点は
・きちんとしたブリーディングの元で繁殖された子だったのか?(責任:ブリーダー)
・ショップはどのような基準でブリーダーから子犬を仕入れているのか?(ショップ)
・売りに出す前になぜ疾患を見つけられなかったのか?(獣医)
・獣医さんが「小さすぎて見つけられない」というなら、健康かどうか分からない程小さい時期に親兄弟から離し、売ってしまう事自体問題ではないのか?(ショップ)
・なぜ、じっくり選んで、信頼できる所から犬を買わなかったのか?(飼い主)
・なぜ、小さすぎる、元気のない子犬を買ってしまったのか?(飼い主)
病気の子と一緒に暮らしていく事は大変な負担となります。
ショップに返す事も一つの方法だと思います。
「飼って情がうつれば、返しに来ないから」と疾患がある子も構わず売り付ける悪徳ブリーダーやショップもあります。
消費者側が、しっかりと苦情を言っていかなければ、こうゆう体勢は改善されないのです。
『ショップに返したらどうなるかわからない』と飼い続けるならば、まずはその子の病気と一生付き合っていく覚悟が必要です。
そして、ショップやブリーダーと戦う勇気を持って下さい。泣き寝入りをしてしまっては、相手の思うつぼです。
幸い、この方が買われたショップは施設のそろった病院の紹介と(紹介された獣医さんといつも通っている獣医さんの間でやりとりもされているそうです)治療費の負担をしてくれたそうです。
犬を買ううえでの飼い主さんの注意点は
・あまりに小さいうちから親、兄弟から離された子はさける。(しつけの面でも、健康面でも不安があります)
・当然ショップにいても、月齢が小さすぎる子は買わない。
・あまりにおとなしすぎる子は注意する。
・一番大切なのは、衝動買いをしない!!!
15年も一緒に暮らすのですから、じっくり検討してから迎えましょう。
ちなみに、この子は良くなってもう心配いらないそうです。よかったですね(^^)